自分物語とは
投資哲学でも触れました
「何のために、どうなりたいか。」
そこに至るまでの道のりが、
「物語」です。
企業では、
経営理念、方針、ビジョンに沿って
経営戦略として大局的な観点から
外部環境、内部環境の情報を整理し、
戦術、計画、施策という順で
段階的に具体化していきます。
これは企業に限らず、
事業、個人でも同じことです。
まずは、そういった観点で、
物語を描いてみることが必要です。
行き当たりばったりだと、
避けられることが避けられず、
パニックしたり、浅慮になりがち。
冷静に対処していくには、
まず物語を描き、情報感度を高め、
その物語をブラッシュアップしながら、
リスクを管理していくことが肝要。
私の投資哲学は下記です。
『会社の中と外の視点を持ちつつ、
市場の中に身を置いて、
ライフワークバランスを取り、
適度に豊かに、遊びも体験しながら、
自己実現、社会貢献していく。』
そこに至る道のりとしての『自分物語』は、
現時点でこうなってきています。
①中小企業診断士を取る
②勤務先で①の知見を使う
③コンサルティング実務を担う
④種銭確保して株式投資を行う
⑤勤務先で戦略企画業務を担う
⑥収益再投資で投資規模を拡大する
⑦智石墨Blogで知識創造する
⑧事業開発し、社会貢献する
私の中では「中小企業診断士を取る」が
最初の一歩になりました。
そのクリアで少し開けた気がします。
ただ、名刺や履歴書に書けるとかではなく、
クリアできる自信がついたことが
意味合いとしては大きいです。
もちろん、これからも時間を経る中で
物語の章を増やしていくつもりです。
このように物語化することで
今、何をすべきか、何をしないべきか
を具体的な優先度を持ちつつ、
リスク管理の判断ができてきます。
そして、
足りないことは何か、どう充てるかを
明確にして、地道に準備を進めます。
物語の描き方
描く際に注意していることが幾つかあります。
①最初の一歩ができそうに思える
②最初から細かく決め過ぎない
③環境変化に応じて変化させる
①最初の一歩ができそうに思える
誰でもそうですが、
小さな成功体験の積み重ねが、
自信となって次の挑戦ができます。
最初から大きな一歩を設定すると、
挫折しやすくもなります。
そして、もう一つ大事なのは、
自分の一歩を他者と比べない。
挫折の主な要因は、
単に自分ができないことではなく、
できる人がいるのに、できないこと。
つまり、劣等感です。
劣等感より自己肯定感を優先する。
本当の自分の評価は、
自分の事を一番大事にしている
自分だけができることですから、
自己肯定感を優先すべきです。
②最初から細かく決め過ぎない
初志貫徹は大事ですが、
細かく決め過ぎれば過ぎるほど、
思う通りに行かなくなってきます。
実際の有り様は、
何をどう機会と捉え、捉えないかで、
多種多様になり得ます。
ですから、
ストライクゾーンを広く構えて
来たら確実に仕留めることが重要です。
点を取る事が目的なら、
ヒット、ホームラン、四球、犠打など
状況に応じて選択できるようにした方が、
点を取る確率は高まります。
③環境変化に応じて変化させる
技術革新による新たな製品が
戦略の見直しを促すことがあります。
例えば、インターネットやスマホ
ライフスタイルや価値観すら
変えてしまうのですから、
『物語』も世の中の潮流を読みつつ、
リスク管理していくべきです。
努力の継続は当たり前ですが、
朝令暮改しつつ、より良い方法を
絶えず模索、挑戦していくことで
成功の糧を蓄積していかないと、
努力の自己満足に陥ります。
やってるのに、結果が出ない・・・とか
ただ、変える謙虚さを持たないと、
どんな大企業もすぐに危機に陥ります。
成功体験に無意識的に固執した結果、
倒産した企業も数多です。
ただ、もし『物語』を描けないとしたら、
それは次の状況があるかもしれません。
・環境の情報整理ができていない
・自己分析ができていない
・一歩踏み出す覚悟ができていない
・こだわりすぎている
『物語』を描く目的は、
情報感度を高め、優先度を判断する為
後から修正することが前提なので、
早く描いて、一歩踏み出しましょう。
次回は、
「指標の見方」を書いていきます。
