投資

初めての株式銘柄の選び方

株式市場と銘柄

株式投資を始める際に、
一歩踏み出せない理由として、
銘柄が多く、どう選べばよいか
分からないということがあります。

まず選びやすいのは、
東証1部にある銘柄が挙げられます。

企業価値が250億円以上、
従業員数が2,200名以上といった
大手大企業が上場できる
株式市場が東証1部です。

ちなみに、
2020/08/07現在で2,173銘柄あり、
日経平均株価は225銘柄を選び、
その株価で算出した指数です。

取引所を運営しているのは、
日本取引所グループ(JPX)で、
他にも下記の市場があります。

市場名 銘柄数(2020/08/07現在)
東証1部 2,173
東証2部 481
マザーズ 327
JASDAQスタンダード 663
JASDAQグロース 37
Tokyo Pro Market 36
3,717

※外国会社除く

つまり、
実は国内の取引銘柄の58%は、
東証1部で取引される銘柄です。

他の市場は東証1部に比べて、
上場基準が高くないので、
銘柄の継続性にリスクがありますが
成長性に魅力があり、
企業価値が拡大することもあります。

東証1部上場会社数
東証1部上場基準

初心者向けなのは?

やはり、上場基準が厳しく、
企業としての信用度が高く、
知名度も高い銘柄が多い
東証1部が選びやすいです。

私自身は東証1部銘柄で
元手が10年で10倍になりました。

大手大企業だから
企業価値の拡大しにくいに
ということはありませんので。

例えば、
ここ10年強の動きとして、

2008年リーマンショック
2012年アベノミクス
2016年トランプ大統領誕生
2020年COVID-19
2022年ウクライナ危機

といった大きなきっかけから
株価が倍以上になった銘柄は
たくさんあります。

つまり、
5-10年という中長期でさえ、
大きく殖やせる可能性があります。

ただ投資資金が小さいと、
受ける恩恵も小さくなりますから、
投資資金を蓄えつつ、積極的に運用して
恩恵を最大化させることになります。

従って中長期で見ていくので、
以下のような論点の勉強が必要です。

銘柄を勉強する論点

・業界動向
・企業のビジョン、戦略、中期計画
・ライバル企業との比較
・現在の事業・財務状況
など

企業勤め、事業経営、家事育児など、
平日忙しくされていれば、
多くの銘柄を研究する時間は
なかなか捻出しにくいのでは?

銘柄の選び方

私が紹介するのは次の選び方です。

初心者向け銘柄の選び方

・勤務先と同一業界から選ぶ
・勤務先業界の関連業界から選ぶ
・取引先関連の業界から選ぶ
・よく買う商品やサービス業界から選ぶ
・趣味や好きな業界から選ぶ

つまり、
良く知っている業界や企業なら、
全く知らないよりは把握しやすい。

また、一般的には知り得ない
活きた鮮度の高い情報も知り得ます。

そして、何より、
銘柄を持つこと自体が
自分の仕事、生活、趣味にも活きます。

一方、次の選び方は慎重になった方が良いです。

自分に知識や経験のない銘柄を
配当率や業績、財務状況だけで選ぶと、
単に銘柄間のデータ上の比較だけなので、
データの背景にある様々な要因(文脈)を
見逃してしまうことになり、
中長期的な企業価値判断は難しいです。

まずは、
こういった視点で選んでみては?
きっと面白く感じられると思いますよ。

私は銘柄選びの以下を根幹にしています。

株式を持つということは、
その会社の一部を持つこと。

また、
長く持つことは応援すること。

せっかくなら、
応援したい銘柄にしてみよう。

さぁ、楽しく選びましょう!
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