巷のやり方の合格率は約20%
この試験はご存知の通り、
模範解答がありません。
つまり、
何が答えか分からないのに、
答えを推定しながら、
勉強していくことになります。
ストレート合格率は4%、
2次試験の合格率は約20%
私も2年間は土日に通学し、
月100hの勉強をこなしましたが、
結局、落ちました。
講師の皆さんに教えてもらった
考え方や解き方をひたすら実直に
こなしてきたのに…
模試、模範解答、解き方など、
講師のやり方の違いなど、
いろいろ情報は得られましたが、
模試の点数にも一喜一憂しても、
最終的に本番で合格するか否か。
よく考えなければならないのは、
通学して合格率が上がるかは
分からないということです。
要は合格できる解き方を持つか否か。
巷のやり方では、
約20%しか合格できないから、
他の解き方も考えるしかない。

結果として、
3年目から独学に切り替えて、
4回目で合格できました。
独学に切り替えて、
本当に良かったです。
ちなみに、
独学に切り替えてからは、
模試は一回も受けていません。
添削にも意味がないと考えます。
なぜなら、
模試や模範解答の作成者は、
模範解答の無い実際の本試験の
出題者でも採点者でも無いから。
お伝えしたいのは、
模試や模範解答の良し悪しではなく、
それが全てではない、依存しすぎない
ということです。
他の方法があると考えるのが、
自然です。
教わったやり方も同じで、
模試の点数も同じくらいなのに、
合否は分かれてしまうのですから。
そして、
合格近辺の実力者の層は厚く、
スキルに大きな差はありません。
小さな部分を拾えないことが
大リスクになる。

まずスタートラインは、
この前提を持つことです。
その他のやり方も見つける
2次試験合格のコツ
では、どう見つけるか。
過去問と出題の主旨は公開済です。
そして、
与件と設問だけで回答を作ります。
つまり、
事例研究の中で見つけるしかない。
大半の方は、
過去問や模試を繰り返しますが、
解く練習、想定解答との比較、
足りない論点や表現の研究はします。
しかし、
各事例(Ⅰ〜Ⅳ)が過去に
どう作られてきたかという視点で
研究したことはありますか。
この理解をしているかは、
非常に大きな分かれ道です。
①事例Iの設問を直近5か年並べる
②事例Iの与件文の構成を要約する
③②の構成を直近5か年分並べる
④事例Ⅱ〜Ⅳも同様に①〜③を行う
やってみると、
意外な発見があるはずです。
設問の回答に呼応する構成が
与件文に表現されていて、
考えさせるような作りになっており、
それは各事例に特徴があります。
・事例I特有の与件構成
・事例Ⅱ特有の与件構成
・事例Ⅲ特有の与件構成
・事例Ⅳ特有の与件構成
です。
事例練習は細部を見る一方で、
事例研究は俯瞰で見ます。
この研究で確認した特徴を
事例訓練に活用していきます。

新しい事例を幅広く重ねても
特徴は掴めませんが、
過去問で事例研究と事例訓練を
何度も繰り返すだけでも、
毎回、新たな視点や捉え方が
出てくるようになります。
毎回出るのは伸び代があり、
出なくなれば熟しています。
同じ本でも自身の成長により、
読む度に新たな発見がある。
それと同じです。
過去問の中にしか、
合格の糸口はありません。
研究したことがない方は、
まず少しずつ始めて下さい。
きっと分かることがあります。


