中小企業診断士

中小企業診断士2次試験対策 「取り組み方」

どんな試験?

この試験の特徴は「正解が無い」こと。
なので、試験対策が非常に難しいです。

1次試験の合格率が約20%強で、
2次試験の合格率は約20%弱です。
つまり、知識だけでは合格できない。

問題文(与件)を読み、設問に記述回答します。
「知っているか」ではなく、「何を答えるか」。

しかし、正答は試験後に公開されません。

私は3回落ちて、4回目で合格できましたが、
いずれも受験後は半信半疑、手応えもない。
そういう試験です。

何が必要か?

合格して初めて分かったのは、
この勉強は「考え方の矯正訓練」だったこと。

最初は取り組み方が全く分からず、
資格の学校でアプローチ方法を習ったり、
添削してもらったり、勉強会にも参加しました。

が、3回目以降は、独学になりました。

そこでやったのは、
2次試験の過去問教材にある回答の導き方と
自分の回答の導き方の比較分析です。

そして、掴んだのは、「外さないこと」

ビジネス上、「正解」はあり得ません。
結果が出て、満足できる成果が分かります。

なので、満足できる成果を安定して出すには、
色々な人の意見を幅広く取り入れ、整理し、
先入観、思い込み、偏見、恣意性などを認知し、
意識的に取り除いていく作業と通じて、
「外さない」考え方にしていくことが必要です。

間違っても「自分がどう思うか」ではなく、
「客観的に見てどうか」を強く意識する。

「当てる」ということは「外れる」ということ。
意識しないと、自己満足、利己主義に陥ります。

そして、実際のビジネスの現場では、
手取り足取り丁寧に誰も教えてくれませんので、
自分で自分なりに掴むしか無いのです。

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